おみくじで「凶」を引いてしまった時、もう一度引き直したい!って思うことありますよね。でもおみくじは漢字で書くと「御神籤」。運を天にまかせて神様のお言葉を選び出す。つまり神様からの伝言なんです。
ですから神様のお言葉が気に食わないからと言ってすぐ引き直すのはよくありません。
そんなあなたにおみくじを引き直すべきではない4つの理由とどう考えていけばいいのかを紹介します。
おみくじは期限なしの運勢ではありません
いま引いたこのおみくじはいつからいつまでの運勢なのかな?凶だったんだけれど有効期限とかある?
こんな疑問を持つことってありませんか?
実はおみくじはいつかいつまでの運勢なのかという「期間」は決まっておらず、「今」の運勢が大吉だったり凶だったりということを表しているんです。ですから今の状態ですのでその状態がいつまで続くかは貴方次第ということです。
拍子抜けの回答でごめんなさい
でも例えば「初もうで」で引いたおみくじは「今年1年の運勢をどうなんだろう?」ということを想いながら引いたおみくじでしょうから1年間の運勢と考えていいと思います。1年の計は元旦にありという言葉もあるくらいです。
例えば「恋愛」とか「受験」でしたらその期間数か月という事にしてもいいと思います。要は一段落する迄の期間を自分なりに考えてということになります。
大吉などのいい運勢が出たならばその状態を長く維持できるように、凶が出たならばその状態をなるべく早く転換できるように努力するなど都合よく考えていくといいでしょう。
引き直すなら「おみくじ巡り」はいかが
おみくじを引き直すこと自体は簡単ですよね。カードでの占いで3枚くらい引いて運勢を占う事があるように複数回ひいてみるのもありです。
ただ、気に食わないからもう一度引くというのは感心しません。おみくじと言えども神仏はいい気がしないでしょうし、もやもやした気分の時に何度引いても似たような結果が出ることもよくあります。
まったく違う運勢を引いても”そうはいってもやっぱり…”と気分一新はできないものです。ですからいくら気に食わない運勢が出たとしても「今」の運勢であり、まずはそのまま結果を受け入れて運勢が好転するように精進するという心がけがいいですね。
でもどうしてももう一度引き直したい…
同じ場所でおみくじを引きなおすのではなく別のところで別のおみくじを引いたらいいんじゃない
おみくじは神社やお寺で得意分野(?)や切り口が違うので場所ごとに祀られている神仏にも性格の違いがあります。それぞれの神仏を尊重しつつ、いろいろな神仏に相談するという形で1日でいろいろ引いて回るというおみくじ巡りというのも一つのスタイル。
気に入らない運勢が出たからもう一度引くという自分の都合のいいような行動がよくないので、旅先でも受験の神様巡りでもおみくじ巡りしてみるのも楽しいと思いますよ。もちろん別の日に同じ神様のおみくじを引くのもありです。
先ほど書いたようにおみくじは「今」の状態を占ったものですから別の日におみくじを引けばまた違った今の運勢があるのも当然です。
「凶」はなにをやってもダメという運勢ではありません
凶は今の運勢がどん底、ということですからこれから運勢は上がるばかりという解釈ができます。
逆に大吉は今の運勢は最高!ということですからいつかは下降局面に入ります。そのように考えると凶が出たからだめ、という事ではなく今の悪い運勢を乗り切れば運は上昇傾向になるという、いい占いと解釈したらいかがでしょうか。
ちなみに凶の出る確率は場所によって異なるけれど大体30%くらいです。大吉は20%弱、吉のバリエーションが50%前後という割合のところが多いようです。
大吉とか凶とかの運勢ではなく、お告げの事柄が大事
おみくじを引いても「待ち人」や「病気」など細かに書かれたお告げの部分はろくに見ずに「大吉だ!うれしいな」「凶か…こりゃダメだ」と運勢の結果のみに一喜一憂してしまう人も多くいますが、大切なのはおみくじに書かれている事柄です。
おみくじに書かれた「待ち人」や「金運」など自分が選んだおみくじから神仏が伝えるメッセージはきちんと受け取りましょう。
特に神社は日本独自ですからおみくじには和歌が書かれていることが多くあります。その和歌も読んで風情を味わってください。お寺さんのおみくじはインド→中国から伝わってきたこともあって漢詩が書かれていることが多くなっています。
おまけ)おみくじは持ち帰ってもいい?持ち帰った後はどうする?
おみくじは神社内に結べる木などがありますが、持ち帰っても構いません。持ち帰ったならばしばらくは見えるところに貼っておいたり、その時の気持ちや思い出を添えてスクラップしておくのもいいでしょう。
大吉ならばそのいい運勢が長く続くように目につくところに置くことでモチベーション維持を、凶などのよくない運勢でしたら戒めとして気を引き締めるなどのことにもつながるのではないでしょうか。
また持ち帰った場合におみくじの処分方法ですがなるべく神社等の返札場所に戻すようにしてください。
おみくじの有効期限と引き直しのまとめ
占いは当たるも八卦当たらぬも八卦といいます。おみくじも同様です。でもおみくじは最初にも書いたように神様の伝言です。そのメッセージを選んだのはあなた自身です。
そんな気持ちでおみくじを引いて、そしておみくじのお告げを楽しんでみたらどうでしょうか。
おみくじ巡りや全国の可愛らしいおみくじをお土産にして近しい人にあげるのもいいですね。