身近な親族が亡くなったとき、新年の年賀状は欠礼するというお知らせで喪中はがきを送ります。
では喪中ハガキはいつからいつまでの間に送ったらいいのか、そして喪中ハガキを出すのは親族のどの続柄までなのかをまとめました。
喪中ハガキはいつからいつまでに出す?
年賀状の発売は毎年だいたい11月1日からです。2019年はインターネットで年賀はがきの予約受付が9月からできましたが、年賀状の引受は通常12月15日からになります。
つまり12月15日以前に喪中はがきが相手先に届いていればいいことになります。逆算すると早くに年賀状を作成する方もいるでしょうから11月中旬から12月上旬に出すのがいいでしょう。
あまりに早く喪中はがきが届くと年賀状作成の時にうっかり忘れてしまうこともあるので早すぎるのも避けたほうがいいですよ。
喪中はがきの対象となる親族
喪中はがきは身近な親族等が亡くなったので新年の挨拶は欠礼させていただきます、という案内はがきになります。
ではどの親族までが対象になるのでしょうか。自分の祖父母/親、配偶者、配偶者の祖父母/親などどこまでの親類が対象になるか悩みますよね。
昔は義理の父母の場合は世帯主にとって血のつながりが無いから喪中はがきではなくていつも通り年賀状出してもいいとか、祖父母の場合も遠いから喪中はがきの対象にならないなどと聞いたことがありますが実際どうなのでしょうか?
調べてみると
- 概ね2親等までの親戚が亡くなった場合は新年のあいさつは欠礼して喪中はがきを出す
- 2親等は世帯主から見てになる
- 2親等とは世帯主及び配偶者、祖父母、両親、兄弟、子、孫
- 上記親族が無くなった場合は喪中はがきで年賀状は欠礼する
- 2親等ではなくても縁の深かった親族が無くなった場合も喪中としてもいい
ということでした。ただ同居していない兄弟等の場合は喪中はがきを出さない人も多くいます。また小さな子供の場合は喪中はがきではなく年賀状を出しても構わないでしょう。
ちなみに世帯主の義理の兄弟が亡くなった場合は「義兄」「義姉」などと表します。
12月中旬~年末に親族が亡くなった場合
自分はまだ年賀状出していないけれど相手先が既に年賀状を投函してしまった時期、特に12月中旬~年末にかけて親族が亡くなった場合の喪中はがきはどうすればいいのでしょうか。
12月中旬ならば喪中はがきを出して年賀状を欠礼することを伝えることができます。ただ年末となりますとそうもいきません。
なので喪中はがきを出すことなく年賀状も出さなかったときは「寒中見舞い」を年明けに出すようにしましょう。
寒中見舞いは年賀状を出せなかった方へのごあいさつとしてを送る場合が多くなっています。喪中のはがきを出さなかった方で年賀状が来た場合や喪中はがきが出せなかった場合に寒中見舞いを出します。
寒中見舞いはいつからいつまでに出すの?
寒中見舞いは松の内が明けてから立春までになります。正月早々 出してもいいわけではありませんので注意が必要です。
関東ではおおよそ1月8日頃から、関東以外ではその1週間後くらいから2月4日頃までにだすのが寒中見舞いを出す期間となります。
年賀状出したのに相手からは来なかったなぁ、ということを気にする方も多くいますので松の内が明けたらなるべく早く寒中見舞を出すことをお勧めします。
喪中はがきでやってはいけないこと
喪中はがきで近況を伝えたりするのはよくありません。亡くなった親族のことや近況を相手に伝えるときは喪中はがきではなく、別の手紙等で伝えるようにするのがマナーです。
喪中はがきにはあくまで新年のあいさつを欠礼する旨だけを伝えるようにしてください。
またSNSでの喪中の連絡もやめておいたほうがいいでしょう。遺産が入ったのではないかなどと、それほど仲が良くない人や見知らぬ人に知られてしまうのはあまりいいことではないと思います。
喪中ハガキはいつ出す?続柄はどこまでが対象か まとめ
喪中はがきを出すことはあまり多くないでしょう。迷ったら「2親等」「11月中旬から12月上旬までに出す」という2点を覚えておけばOKです。
参考にしてください。