年末が近づくと多くの家庭で取り組む「大掃除」。新年を迎える前に家全体を綺麗にするのは日本の大切な伝統ですが、大掃除って面倒くさいと感じる方も少なくありません。そこで今回は大掃除を効率的に進めるための手順と楽しみながら大掃除に取り組むためのアイデアを紹介します。
大掃除とは?最適な開始時期とその意味
大掃除は家の中を綺麗にして一年の汚れを落とし、新年に神様を迎える準備をする大切な行事です。特に12月13日を「煤払い(すすはらい)」の日として大掃除のスタートにするのが古くからの習慣です。この日から少しずつ掃除を進め、年末には家全体をピカピカにしておくのが理想的な時期です。
大掃除を効率的に進めるための計画の立て方
大掃除を効率的に進めるためには、事前の計画が欠かせません。家全体をエリアごとに分け、どの順番で掃除を進めるかをまず決めておくことが重要です。
「リビング → キッチン → バスルーム → 寝室 → 廊下や玄関」という順番が一般的です。
そして各エリアでは具体的にどの部分を掃除するか、目安時間をリストアップしておくと無駄なく掃除を進めることができます。
私の経験上、なぜか必要以上にこだわってしつこく掃除してしまって次の掃除箇所は疲れていい加減な掃除になってしまったり、ひどい時は掃除をパスしてしまったりしたこともありました。
この箇所は時間はこれくらいで、と目安を設けておくと無駄なくこだわりすぎない計画的な大掃除ができます。
元気があればもう少し丁寧に掃除したかった箇所にもう一度取り組むこともできると思いますよ。
大掃除の順番と優先順位を押さえよう
大掃除を効率的に進めるには、掃除する順番が重要です。「上から下へ」「奥から手前へ」と進めるのが基本です。
- 天井や壁の掃除: まずは天井や壁から始めます。ホコリが落ちることを考慮し、エアコンや照明器具、壁の隅などを丁寧に掃除しましょう。
- 家具や家電の掃除: 次に、家具や家電の掃除に移ります。冷蔵庫の中や電子レンジ、テレビの裏側など、普段は見落としがちな部分もしっかり清掃します。
- 床の掃除: 最後に床を掃除します。カーペットや畳のホコリを取り除き、フローリングは水拭きしてピカピカに仕上げます。
大掃除を楽しむためのアイデア
そうはいっても大掃除は「作業」で面白くないな、というイメージが強いかもしれません。そんな人には以下の工夫で楽しい時間に変えるのはどうでしょうか。
大掃除をゲーム感覚で楽しむ
- タイムチャレンジゲーム
各エリアの掃除を制限時間内に終わらせるように設定し、ゲーム感覚で進めることで、集中力が高まり楽しく取り組むことができます。
- 家族やパートナーとポイント制の掃除バトル
各エリアに「ここは何ポイント」という点数を決めておいて「掃除した場所×箇所数」でポイント獲得競争をする。
例えば「換気扇15点」「窓ガラス大10点」「リビングワックスがけ20点」など。丁寧さで点数を決めてもいいかもしれません。子供も一緒に掃除すれば盛り上がること間違いなしです。
ポイントで勝者にはいいご褒美を、敗者にもそれなりのご褒美を準備しましょう。
お気に入りの音楽やポッドキャストを聴く
掃除中に好きな音楽をかけることで作業が軽快になります。特にアップテンポな音楽はテンションを上げてくれます。また興味のあるポッドキャストやオーディオブックを聴きながら掃除をすると時間があっという間に過ぎます。
掃除を「心の整理」「リフレッシュの時間」と意識する
断捨離をしながら不要なものを整理していくことで物理的にも精神的にもスッキリとした気持ちになります。また、掃除は体を動かすのでストレス発散や運動不足の解消にも役立ちます。
掃除道具とエコな掃除方法を活用しよう
大掃除には普段の掃除とは異なる道具が必要になることもあります。以下の道具を準備しておくと便利です。
- 基本的な掃除道具: ほうき、ちりとり、掃除機、雑巾、バケツ、マイクロファイバークロスなど。
- エコな掃除アイテム: 重曹や酢は環境に優しい掃除アイテムとして活躍します。重曹は油汚れや焦げ付きの除去に、酢は水垢やカビの掃除に役立ちます。これらを活用して、なるべく化学薬品を使わない「エコ掃除」を心がけましょう。環境にも体にも優しい掃除が実現します。
まとめ 大掃除を楽しみながら新年を迎えよう
大掃除は新しい年を迎えるための大切な準備です。そして少しの工夫で面倒な作業から楽しいイベントへと変えることができます。しっかりと計画を立て効率的に掃除を進め、楽しみながら新年を迎えましょう。家がピカピカになり気持ちよく新年を迎えられること間違いなしです。