入試や国家試験、就職試験などの合格祈願の時期は初詣で行かれる方が多いと思いますが実は年内がおすすめです。神様だって初詣は多くの人の願いを聞くので大変なはず。
でも正しい参拝や正しいお守りの持ち方をしないと折角の合格祈願も台無しになります。
合格祈願の時期は年内がおすすめである理由や学問の神様「菅原道真公」のミニ知識、お守りの持ち方、合格祈願のあるあるをまとめてみました。
合格祈願の時期は年内がおすすめの理由
受験シーズンともなると合格に向けて頑張る受験生の皆さん、サポートする親御さんにとって合格祈願は大切なことです。
でも受験生の大敵 人混みはインフルエンザ感染リスクも高いので、合格祈願の時期は年内に済ませましょう。
合格祈願の時期は年内がおすすめの理由としては
- 冬の人混みはインフルエンザ感染・しつこく蔓延する新型コロナウィルスリスクが高い
- 冬の寒い時期に長時間並んでじっとしていると風邪をひくリスクがある
- 神社近隣の駐車場が激込みで参拝がままならない
- 神様だって初詣で多くの参拝客から願い事を言われる時期より、合格祈願の時期としては年内のほうが余裕があって願い事を聞きやすいのではと言われています
年明けは受験にとって大事な時期ですから一番大切なのは「体調管理」です。特にセンター試験の受験生やその親御さんは合格祈願の時期は年内に済ませておいたらいかがでしょうか。
ただどうしても受験直前に合格祈願したい場合は下記の記事も参考にしてください。
早めに合格祈願に行けるならば夏のうちに合格祈願に行くこともおすすめです。夏の合格祈願をおすすめする記事も参考にしてください。
グッズやお守りの正しい持ち方は?
お守りはいつも肌身離さず、いつも持ち歩くことが正しい持ち方です。鞄につけても財布に入れてもOK!肌身離さず持ち歩きましょう。
但し1年たったらお守りは感謝をしてお炊き上げに出しましょう。
合格祈願グッズもたくさんありますが、「合格」と書かれたグッズをいつも目に見えるところで身近に置いておくと自己暗示の意味でもおすすめです。
お札を受けた場合はどこにお祀りすればいいの?
お札を受けた場合は神棚に祀ってください。神棚がない場合は目線より高い位置にお札の表が南もしくは東を向くように祀ってください。
受験合格や学業上達のお札は自分の勉強部屋など常にお参りができるところにお祀りするのもおすすめです。
合格祈願に関する素朴な疑問
合格祈願では何となく聞いたことがある素朴な疑問もありますよね。代表的な素朴な疑問をまとめてみました。
合格祈願にいろいろな神社に行くと神様同士がけんかする?
神様はそんなに心が狭くありません!
お守りをいくつも持つと神様同士が喧嘩してしまうなどと言われることがありますが、日本では自然のものすべてに神が宿るという八百万(やおろず)の神という思想があるので喧嘩なんかしません。
ただしどのお守りも粗雑に扱わないように注意してください。
合格祈願に行く日は大安がいい?
六曜(大安、先勝、先負、友引、仏滅、赤口)と神道はほとんど関係はありません。そもそも六曜は第二次世界大戦後にひろまった非常に歴史の浅いものです。
ですから仏滅に合格祈願に行ってはいけないとか、大安だから合格祈願に行こうとかは気分だけの問題です。
そもそも神様に守られている神社ですから大安とか仏滅を気にする必要ありません。ちなみに仏教も六曜は関係ありませんよ。
合格祈願はいつ行けばいいの?
いつでもOKです。
太宰府天満宮の「特別受験合格祈願大祭」は10月1日~10月31日です。修学旅行で実施する合格祈願もあります。要は合格祈願の時期はいつでもいいけれど年内がおすすめです。
合格祈願の参拝するときに覚えておいたほうがいいこと
- 参道の真ん中は神様の通るところです。
- お参りするときは2拝2拍手1拝が基本であることはよく知られていますが「拝」とは90度のお辞儀の礼です。
- お参りするときは「名前」と「住所」も唱えましょう。ご祈願するときに神主さんが住所と名前を読み上げますよね。それと同じです。神様が迷わないようにしましょう。
学問の神様「菅原道真公」を天神様というのはなぜ?
学問の神様と言えば「菅原道真公」。その菅原道真公を祀る神社は「天神」「天神社」「天満宮」などと呼ばれ、なんとその数全国で1万社を超えると言われています。
でもどうして菅原道真公を天神と呼ぶのでしょう。天神とは人々に災いを与える神の総称であり、「天満」とは道真の怒りが満ちたというお告げに由来するものだといわれています。つまり結構恐い怨霊を祀る神社です。
菅原道真公と言えば聡明な頭脳を持ち、勤勉家で、大変な立身出世をした平安時代の有名な歴史上の人物です。しかし藤原時平にはめられて太宰府に流され、この地で死んでしまいます。
道真が死んだあと都では疫病がはやり、様々な不吉な出来事が起きます。その道真の怨霊を鎮めるために道真を「天神」として祀ることが始まりました。
こうして道真公は天満天神として祀られ、このような神社のことを天満宮と呼ぶようになったそうです。
もともとは怨霊なのに学問優秀で勤勉家、優秀な学者で立身出世も果たしたということで現在の地位の学問の神様として親しまれるようになっています。これも大出世ですね。
そんな菅原道真公を祀る有名な天神さんといえば福岡の「太宰府天満宮」、京都の「北野天満宮」、東京の「湯島天神」などがあります。
合格祈願の時期は年内がおすすめ理由のまとめ
受験で一番必要なのは十分な睡眠、風邪に負けない体力、リスク管理をした体調管理です。ですから年始の人混みや寒さを避けて年内に早めの合格祈願をすることをお勧めします。
受験生の皆さん 努力は裏切りません。でも自分を信じることが一番大切です。受験の神様にも見守ってもらうべく、正しい知識とふるまいで合格祈願してくださいね。
ちなみにほとんどの菅原道真公を祀る天神様には牛の像があります。
牛像の頭をなでると賢くなるとか身体の悪いところをなでるとよくなるとか言われますので、ぜひこの「なで牛」をなでてください。ただ新型コロナウィルス対策で撫でた後は消毒するのも忘れずに。
合格祈願の時期を年内にすれば、初詣の時期と違ってゆっくりとなでることができますよ。
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