定年本や人生100年本がブームになっています。ネット上にもファイナンシャルプランナーやらファイナンスに長けた方々がたくさんの情報を発信しています。でも、その発信されている内容はまとめるとだいたい同じようなことを言っています。
例えば一番気になる老後のお金の話
①老後にいくら必要かは人によって違うから標準的な金額は決められない
②65歳以降も働いて稼ぐことが家計的にも精神的にもよい
③投資はリスクの低いものにして減らさないことが大事
など。
確かにお金は突発事項を全部考えていたらいくらあっても足りないし、全くリスクを考えないのではなにかあったら破綻しかねません。だからいくら貯金があればいいのか、というのはよくよく考えれば一律に標準的な回答はできませんよね。
そもそもこのような質問する人は自分の年間収入がいくらで支出がいくらなのか、いくら貯金していて、保険の種類と支払い保険料はいくらなのか把握していない人が多いようです。
老後のためにいくら貯金があればいいか?という、とても重要且つ大きな命題について考える
①今の年間収入(給料、その他収入)と支出(家に関する費用、食費、光熱費、 通信費、教育費、保険、貯蓄、小遣い、交際費、特別費、その他支出等)の明細及びを把握する
②それをEXCELに落とし込む。行に「年」、列に「自分の年齢、家族の年齢、上記項目、貯蓄額、年金等」 を入力。
③上記EXCELに予想した毎年の費用を仮定として入力してみる
④各年の合計と収支を計算し、いつ赤字になってしまうかシミュレーションする
ということをしてみれば「いくら貯金があればいいのか」「いつまで稼がなくてはならないか」という問いに対しての現時点での解がでると思います。
気が向けば私が前の会社を早期退職するときにシミュレーションで作ってみたEXCELシート例をもとに考え方を紹介したいと思います。ちなみに私は大手電機通信メーカーに34年弱勤め、役職定年間際に今後の人生を考え、大事なお金の動きをシミュレーションして転職を決意しました。私は営業職が長いのですが、EXCELと数字はいい加減な私をいつも戒めてくれます。
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