一般社団法人日本健康生活推進協会が実施する「日本健康マスター検定」の案内が会社の健保協会からあり、受験してみました。
受験のための勉強期間と勉強方法、主観的な難易度について紹介します。なおこの検定試験、勉強してみて本当に良かったなと思える内容でした。
この資格で食べていける、とかそういう検定ではありませんが長くなるシニア・老後生活で一番大切な健康について自分自身でやるべきこと、リーダーとしてやるべきことが身につまされながら勉強できます。
40歳代後半の方からシニアの方まで検定を受けてみることをおすすめします。
受験前の勉強
「ベーシックコース」と「エキスパートコース」を同日受験しました。ちなみに私は「介護」とか「医療」とかはまったく関係のない業種に勤務していますので、健康に関する経験則は多くありません。
- 勉強方法はひたすら「日本健康マスター検定公式テキスト」を読むだけ
- 読んだ回数は3回。通勤電車の中で読みました。それ以外は前日 家で斜め読み。
- 勉強方法はベーシックコースもエキスパートコースも同じ
- 前日にテキストの最後のぺージに書かれている団体のホームページをぱらぱらと見た
試験当日の状況
ベーシックコース
- 試験時間は60分 60問
- 説明時に「合格点は75点です」とはっきりと説明された。これまで受けてきた各種検定試験の合格は70%程度が多かったため、結構厳しい。ドキッとしました。
- ただ60問なので25%=15問まで間違えてもいいんだと考えたら気が楽に
- 会場の受験者男女比は2/3が女性、年齢層は30代後半~50代前半が多かったようにみえる
- 会場の席はほぼ埋まり、欠席者は少ない。90%程度の実質受験率。これまで受けてきた検定試験の中では抜群に高い感じ
- 試験は約30分で一通り書き終わり、その後マークシートチェック確認→再度問題・回答チェックし45分で会場退出。半分くらいの人が同じ感じでした。
エキスパートコース
- 試験時間は80分 80問
- 説明時に「合格点は75点です」とベーシックコースと同じくはっきりと説明された。エキスパートコースはベーシックコースより難しいだろうに同じく75%かよ、とこれまたドキッとしました。
- でも80問なので25%=20問まで間違えてもいいんだと考えたらこれまた気が楽に
- 会場の受験者男女比は2/3が女性、年齢層はベーシックより少し高かったがベーシックと一緒に受験した人が多かったようなので40代~50代が多かったようにみえる
- 会場の席はほぼ埋まり、欠席者は少なかった。90%程度の実質受験率。
- かかった時間はさすがにエキスパートコース。もう少し早く終わるかなと思ったけれどすべて書き終わるのに50分かかり、マークシートチェックして再度見直しして終わったのは試験終了3分前でした。
難易度について
ベーシックコース
- 意外に歯ごたえのある問題が多い
- 出題はテキスト中心なので暗記勝負ですが赤文字の部分だけではなく、すべての内容から出題されている感じ
- 合格率は60~70%と言われているが医療系資格はビジネス系資格の受験に比べ真剣そうな人が多かったので合格率が高いこともうなずける
- ひっかけ問題もあるがヒントが選択肢解答文中にあるものも多く(女性に関する問題なのに男性ホルモンが~と書かれていたりする)、よく解答文を読めば答えられる問題も多い
- テキストさえきっちり読んでおけば大丈夫です。ただ1回読んだだけでは経験者でも難しいのではないでしょうか。
- 私が受けた回は受験者1924名で合格率は75.9%でした
エキスパートコース
午前中のベーシックコースが意外に歯ごたえ(手ごたえではない)があったのでかなり気を引き締めてテストに取り組みました。
- 合格率は50%前後と言われているが、なるほどという感じ
- 最初の設問からテキストにはない内容で受験者を揺さぶりにかける感じ
- 基本的にテキストからであるが、テキスト外や細かな部分についても出題されていました
- テキストさえ読み込んでいれば8割以上は正解できます
- ただ年齢的に暗記力が下がっているのが難点でした(笑)
- 私が受けた回は受験者1253名で合格率は40.2%でした
検定試験を終えて
年齢を重ねるにつれて不安になるのは「お金」「健康」「親の介護」、一番重要なのはまちがいなく「健康」。
40代までは喫煙歴があっても、BMIが高くてメタボでも、ちょっとくらい血圧が高くても「へっちゃらだい」と、たかをくくって生きてきましたが歳を重ねると健康不安は高まるばかり。
自分の事でなくても親兄弟や周囲の諸先輩をみていると「太りすぎで膝が痛い」「歩かない」「うつになる」「血圧が高くて脳出血」「糖尿病で苦しむ」などなど否が応でも知り合いで健康を崩す人が何人も出てきます。
ではどうしたら予防できるのか、健康寿命を長くできるのかを早めに知ることは大切だな、とつくづく感じました。
「覆水盆に返らず」「遅きに失する」など一度無くすと自分の人生で取り返しがつかないこともあります。
今回 日本健康マスター検定を受けてみようと思ったことはその勉強を通して本当に良かったと感じています。
あとは実行するだけ…!これが一番難しいんですけれど。
皆さんもぜひこの検定受けてみてください。何事も予防、リスク管理が大切ですよ。
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